導入事例
株式会社富士通ゼネラル
IT統括部 ITセキュリティ推進部 部長 二階堂 信夫 様(左)IT統括部 ITセキュリティ推進部 四宮 成美 様(右)
- 取材日
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- 2024年7月19日
- 目的
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- 持ち出しPCの情報漏洩対策
- 課題
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- 在宅勤務のためにPCの持ち出しが発生
- 対策はHDDの暗号化のみとなっており、データ漏洩に不安
- 効果
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- インストール前とほぼ変わらない使用感で、ユーザーに負荷なくセキュリティを担保することができた
Before|導入前
Shadow Desktop 導入のきっかけ
在宅勤務環境を整える取り組みを始めようとしていた矢先、新型コロナウイルスの蔓延で、在宅勤務対応が急務になったことがきっかけです。
もちろん、HDDの暗号化は施していましたが、そもそもPC内にデータがなければ、セキュリティ対策に苦慮する必要は少なくなります。セキュリティ強化の選択肢として、多くの企業がシンクライアントを検討しますが、高額な初期費用や運用コストが課題となります。当社は代替案としてコストを抑えた「データレスクライアント」に注目し、2022年11月頃から比較・検討を始めました。
IT統括部 ITセキュリティ推進部 四宮 成美 様
Shadow Desktop を選んだ理由
複数の「データレス」製品を比較・検討し、最終的にセキュリティ強度が高いと判断した2製品を選定。そのひとつが Shadow Desktop でした。我々はこの2製品を1~3カ月かけてPoCを実施。その結果、選定したのが Shadow Desktop となります。以下 Shadow Desktop の選定理由です。
選定理由〈1〉容易に導入できる
PCへのインストールが簡単。誰もが迷わず手軽に導入できます。しかも、インストールに必要な容量は10MBほどと少なく、ディスク容量に余裕がない従業員もいるため Shadow Desktop は非常に助かります。
選定理由〈2〉動作が安定
「データレス」の仕組みを入れることによって、PCの動作に影響が出てしまう製品は導入できません。しかし、Shadow Desktop はPoCの期間中、動作が安定していました。パーティションを区切るなど、複数ドライブ環境でも、Shadow Desktop の動作は問題ありませんでした。
選定理由〈3〉手厚い安心のサポート
PC環境は個々に異なるため、どうしても不測の事態は起こり得ます。そうしたなか、有難かったのはアップデータの「お客様の声を伺い、しっかり対応する」サポートのスタンス。できないという答えはなく、常に何らかの対策を提案してくれるサポートはとても安心できました。この手厚い安心のサポートは、Shadow Desktop 導入の大きな決め手でした。
After|導入後
Shadow Desktop 導入後の評価・効果
従業員からの問い合わせは週1件あるかないかの程度。問い合わせ内容についても Shadow Desktop に起因することは少なく、当社の環境あるいはハードウェア的な問題のほうが多く、そういった意味では、稼働後の安定性は非常に良好という印象です。ほか、使い勝手の評価と効果については、以下の通りです。
インストール前とほぼ変わらない使用感
Shadow Desktop のインストール前後でPCの使用感はほぼ変わっていません。しかも、PC利用後のデータはローカルではなく、OneDrive 上に自動保管。セキュリティを担保するうえで、ユーザーにかかる負荷がないことが何よりも素晴らしいと感じています。
導入後も手厚いサポート
PoCのときから手厚くサポートをしていただきましたが、導入後も変わりませんでした。いつも親身に寄り添ってくれるアップデータのサポート力を高く評価しています。
バックアップ用途に活用できる
紛失・盗難だけでなく、昨今は自然災害などによるリスクも増大。データ漏えい対策に加え、BCP対策を考慮したバックアップも重要になってきています。Shadow Desktop をインストールしておけば、上書き保存のタイミングで世代を保持するバージョン履歴機能付きのバックアップオプション履歴を確認しながら、別のPCにリストアすることができます。
IT統括部 ITセキュリティ推進部 部長 二階堂 信夫 様
今後の展開
EDRを導入していても、ランサムウェアの脅威は残るため、Shadow Desktop を利用したデータ復旧の方法をトレーニングする予定です。まずは我々の部門で行い、手順化できたら各部門に幅広くアナウンスしたいと考えています。
現在は在宅勤務やPCを持ち出す従業員を対象にしていますが、Shadow Desktop で実現できるBCP対策やウイルス対策などの有用性を考えると、「すべてのノートPCに Shadow Desktop を入れるべき」という考えも出てきています。
さらに、ITガバナンスの観点から、弊社の海外拠点における端末のセキュリティ担保は、Shadow Desktop が適しているのではないかと考えています。ただ、法規制、ネットワーク環境の違いといった課題をアップデータと協議をしながら打開策を見つけられればと考えています。
※ 文中の会社名、製品、ロゴは、各社の商標または登録商標です。
※ 掲載されている情報は、取材日(2024年07月19日)の情報です。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。
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会社名 | 株式会社富士通ゼネラル |
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URL | https://www.fujitsu-general.com/jp/ |
業種 | 製造業 |
従業員数 |
単独 1,734名 連結 8,765名 ※2024年3月末時点 |
課題 | 在宅勤務対応が急務になり、HDD暗号化だけではないシンクライアントよりも安価なセキュリティ対策を施す必要があった |
活用用途
セキュリティとユーザビリティを両立し、
働く人すべてに寄り添ったPC運用を
ご提案します。
セキュリティを高めるなら、利便性は我慢するものと考えていませんか?
シンクライアント同等のセキュリティを、低コストで簡単に実現できる方法があります。持ち出しPCのセキュリティを見直すなら、データレスクライアント「Shadow Desktop」にお任せください。