導入事例

株式会社コジマ

情報システム部 課長 森下万優 様(左)・情報システム部 主任 堀田剛 様(右)

取材日
  • 2024年3月5日
目的
  • 以前採用していたデータレスクライアントの代理店サービス終了に伴い他サービスに移行
課題
  • 以前のデータレスクライアントは起動や毎回のアクセス、データのダウンロードやアップロードに時間がかかり、従業員からも不満の声があがっていた
  • クラウドストレージにアップしたはずのデータが消えてしまうというトラブルも生じていた
効果
  • PCの動作速度が格段に上がりデータのロストも起こらない
  • 直感的に操作できるコンソール画面で管理もしやすくなった

Before|導入前

Shadow Desktop導入のきっかけ


情報システム部 課長 森下万優 様

当社は、「限りない安心をお客様へ」を経営理念として、ペットショップの経営や動物病院の経営、ペット用品の通信販売、ペット用品の輸入販売といった事業を展開しています。
従業員数はパートやアルバイトを含めて約1,700名。以前、業務用のPC約500台は全て購入して調達していましたが、買い替えのタイミングで膨大なコストがかかることやデータ移行の手間が発生するといった課題を解消するため、2020年に他社のデータレスクライアントを採用しました。
しかし、そのデータレスクライアントの契約をしていた代理店が2025年にサービス提供を終了することになり、新たなサービスを探さなければならなくなったのです。

抱えていた課題


情報システム部 主任 堀田剛 様

代理店のサービス提供終了が新たなデータレスクライアントを探すきっかけになりましたが、一方で以前のサービスにはいくつか運用上の課題も感じていました。

まず、起動や毎回のアクセス、データのダウンロードやアップロードに時間がかかり、従業員からも不満の声があがっていました。これには社内のネットワーク環境も起因していたと思います。誰かが大量のデータをアップロードしているときはより遅くなり、業務効率が落ちる原因になっていました。

また、以前のデータレスクライアントは、クラウドストレージにアップしたはずのデータが消えてしまうというクリティカルな事象もありました。クラウドストレージ側のアップデートに製品のアップデートが追いついていないことが原因だったようです。問い合わせ窓口に連絡をしても問題の解決に至る回答が返ってこず、為す術もありませんでした。

さらに、故障したPCを修理・交換した際、製品のバージョンの違いによりフォルダが乖離し、データをロストしてしまうということもありました。

Shadow Desktopを選んだ理由

新たなデータレスクライアントサービスを探すなかで、レンタルPCの導入を依頼したPCレンタル会社さんに相談したところ、アップデータ株式会社が提供するShadow Desktopをご提案いただきました。

無料トライアルを実施する中で、主に3つのポイントがShadow Desktopを採用する決め手になりました。

1つ目はデータをアップロード・ダウンロードするときのキャッシュの動きが以前のサービスとは違い、スムーズだったことです。

2つ目は、クラウドストレージとしてOneDriveと同期する際、管理コンソール上の設定で一度にアップロードできるデータ量を制限できること。これにより、誰かが大量のデータをアップすることで他の人の作業に支障が出るという問題を解消できると感じました。

そして3つ目は金額面です。以前のサービスとそれほど変わらないコストで利用できるため、導入のハードルが低く、社内の承認をスムーズに得ることができました。

After|導入後

導入方法

PC環境の刷新に向け、まずは現状の運用を整理しました。その結果、本部系の業務で使用していた約150台の端末は、従業員の異動が多く、リモートワークも進んでいるため、利便性と運用の負担軽減を考慮してFAT端末に切り替えました。

そして、本部以外の店舗や病院などで使用している350台の端末にShadow Desktopを採用することを決定。新たなレンタルPCを準備しつつ、我々情報システム部がShadow Desktopをセットアップして現場への配布を進めています。

Shadow Desktop導入による効果


情報システム部 課長 森下万優 様

Shadow Desktopは2023年6月から随時導入を進め、2024年3月時点で132台を導入しました。

以前のサービスと比較して動作は断然早くなり、現場でも非常に好評です。利用者としては、ローカルでWindowsが開いているのとほとんど変わらない感覚で作業ができるので、使い方に関する問い合わせはほぼありません。

裏側では大幅にネットワークの環境が変わっているので、何かしらのトラブルが発生するだろうと想定していましたが、波風がなく移行できました。また、運用がスタートしてからも、以前のようにデータをロストしてしまうというトラブルもなく、安心しています。

また、管理者側のコンソール画面はUIがわかりやすく直感的に操作できるのもShadow Desktopの魅力。ダッシュボードでストレージの利用率やユーザー情報などを視覚的に確認できるため、2名体制の小規模な情報システム部でも管理しやすく、助かっています。

今後の展望

直近でやるべきミッションは、残りの約220台の端末をShadow Desktopに移行することです。

従前採用していたデータレスクライアントは、代理店のサービス終了が2025年に迫っているため、2024年中には完了させる必要があります。引き続き協力をいただきながら、順次進めていきます。

また、Shadow Desktopに新しく実装されたSmart Lock(スマートロック)オプションにも興味があります。このオプションを利用すると、許可したネットワーク以外からのアクセスに対してデバイス認証を要求し、失敗したPCの自動ロックが可能。セキュリティをより向上できるので、採用に向けた検討を進めていきたいです。

アップデータさんには、これからもより良い機能追加や利便性の向上を期待しています。

Shadow Desktop 導入前後の構成図

導入前後の構成図

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この事例をPDFでご用意しています。

会社名 株式会社コジマ
URL https://pets-kojima.com/
業種 小売業
従業員数 1,500名
課題 以前採用していたデータレスクライアントの代理店サービス終了に伴い他サービスに移行

30日間無料トライアル

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